ガソリン再考察〜【CB900 HORNET】

【08, 再びまとめ】  '04/06/01

エンジンは設計段階でレギュラーでも自然発火しないような圧縮比でつくるか、
ハイオクが必要な程、圧縮比を上げる設計か、初めから違います。
(同じ排気量であれば、圧縮比を上げたほうがパワーはでます)

ハイオク設計にはハイオクを入れなければなりません。レギュラーを入れるとノッキングを起こします。
レギュラー設計は最も圧縮したところで、レギュラーでもハイオクでも自然発火しません。
(何度も書いたように、ハイオクは燃えにくい燃料です)
レギュラーは燃えやすいのでパワーは出ます(実証はしてません。でも理論上は正しい)
よって、レギュラーが使えるならば、レギュラーを使ったほうがお得&エンジン、環境にやさしい。

それで問題なのは、レギュラーで良いのに、安全マージンのためにハイオク仕様とされている場合。
日本ではしっかりオクタン価は定義され、ちゃんとしたレギュラーがあるが、外国は国によって基準が違う=オクタン価が違う。そのためノッキングを防ぐため日本ではレギュラーで良いところ、わざわざハイオク仕様になっていることが多い。
このような場合「まずレギュラー入れてみろ」って事です。
ノッキングをしたり、リロードがかかり回転が上がらない、不安定という時はすぐさまレギュラーを捨てて、ハイオクにしましょう。
結構、日本のレギュラーでは問題なく動くことが多いみたいです。

また、圧縮比を上げていたり、吸排気をチューンナップしている時はハイオクにしたほうが良いです。



ぐだぐだとここまでいろいろ書いてきましたが、結論は何って気がしません?
僕もそう思いました。で、簡単な方法。ホンダに聞いてみました。

「CB900Hornetの輸出仕様はハイオク設計ですか?レギュラー設計ですか?」
と、サポートセンターに。

「うちでは海外モデルはお答えできません、資料がないです」
って、最初は渋りましたね。

「どうすりゃわかるんですか?海外のホンダに直接聞けばいいのか?」
と粘ったら、上の人かな?設計の人かな?電話をかわり、ちゃんと教えてくれました。

「CB900Hornetは海外モデルもレギュラーです。米国でもレギュラー相当で売ってます」
だって。
ちゃんと聞けば教えてくれるものですね。
そんなに騒いだり、長時間粘ったりはしてないよ。あくまで普通に聞いただけ。

まぁ、自分の感覚は間違っていなかった。
レギュラーでもノッキングやリタードはしてない。
ホンダの設計通りです。

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