'11 04月18日





950SM Debut

『インプレ:悪いところ編』

























定番じゃないインプレッション。

前回は良いところ編だったんで、今回は悪いところ編。

スポンサーにも、メーカー系列にもまったく気を使う必要のない、

“大人の事情”とは無縁なボクだからこそ書けるインプレです。













エンジン

雑誌なら、レスポンスの良い、パワフルなエンジン。





正直、機敏すぎて疲れるエンジン。

街乗り、特に渋滞にハマると最悪。

ちんたら走るのは苦痛。

エンジンが回りたがり過ぎる。

キャブ車とは思えない俊敏なレスポンス。

キャブ車なのにギクシャク感がそこそこある。

いや、キャブ車だからこの程度で済んでいるんだろう。

そのぐらいレスポンスの良すぎるエンジン。





あと、熱い。

普通、大型エンジンとなると熱いのは当たり前なんだが、

この950SMはシート全体がめちゃめちゃ熱くなる。

冬ならシートヒーターって感じで良いんだが、

夏は最悪。

いや、夏じゃなくて、もうこの季節(4月)でもけっこう様様クラスに熱い。

足や股じゃないんだよね。ケツがちんちんに熱い。

ホーネットとも、スポーツスターとも熱くなりかたが全然違う。

不思議なもんだ。

(シート自体の座り心地は良いよ)



























車体

軽い。

が、ポリタンク。

スクーターみたいなプラスチック感とは違う。独特なポリタンク感。

悪いとは言わないが、高級感はない。

ただ、塗装じゃなくて、着色成形(素材自体に色がついている)なんで、そんなに悪くはない。

ここらへんは個人差があるんで、なんとも。





あと、軽いんだが、ガタイが大きい。

ネイキッドとしてはコンパクトだと思うけど、オフ車、モタードとしてはデカイ。

やはり、ヨーロッパな人の体格が基準となっているんだろう。

サーキットで振り回すには一苦労。













サスペンション

前回、旋回性が抜群って書いたけど、

正直、曲がりすぎる。

車体が軽くて、乗車位置も高いんで、ヒラリヒラリと軽快なんだけど、

軽快すぎる。安定性がない。

オーバーステアって言うのかな、調子こいてると、コーナーのインに突っ込みそうになる。

(ここらへんはサスペンションのセッティング次第で対応できるだろう)













ブレーキ

効きすぎる。

軽い車重とのバランスが悪いほどに効きすぎる。

直接ディスクを触るかごとく、指一本でみるみる間に減速。

サーキットでも十二分に対応できる。

公道であれば、シングルディスクで十分だと思う。効きも熱容量も。

むしろシングルにしてみたいボクがいる。













ま、 総合して言えば、

簡単に回りたがって、速度感が麻痺するほど速度が出るのに、直立な乗車姿勢で風圧直撃。

ケツをちんちんに熱せられて、汗ぐっしょり。





この苦痛に耐えてこそ男KTM。

むしろこの悦びに目覚めて、一人前の男KTM。





という、変態思想(個人的解釈)を極めた感じ。




















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