■ 嗚呼、遥かなる4速化へ ■
【01】
『プロローグ』
カブは基本的に3速。
リトルカブ（セル付き）やSuper Cub 50カスタムは例外的に4速。
カブ90はすべて3速。
新聞屋さん理論だと3速でも多すぎるんだって
発進用と巡航用、2速で十分とか
でも、普通に乗ってる人からするともっとギアが欲しい。
1速・2速に不満はない。
問題は3速。
2速と3速が離れすぎている。
3速だと力不足の時、2速に落とすと回転が上がりすぎちゃう。
3速が高すぎる。
交差点で2速にシフトダウンすると遅すぎるし、
3速のままだと回転が落ちすぎて、加速できない。
逆に高速巡航時はもう一段上に欲しくなる。
3速ギアが低すぎる。
回転が上がり過ぎる。
で、とあるサイトで実際にカブ90の4速化をやっている人がいる。
カブのエンジンはほとんど共通部品。
他の4速のエンジンからミッションだけ移植できるんだって。
それじゃ僕のカブ、C90 '03年式、BC-HA02を4速化しよう！
簡単に必要な材料
4速のカブエンジン
ガスケット
いろいろ工具
オイル
サービスマニュアル
パーツリスト
時間
根性
腕のあるお友達（笑）
一番重要なのはドナーエンジン
4速のカブ系エンジンだけど、モンキー・ゴリラは不可能。
シャフトの軸受けベアリングが合わない。
カブが12mmで、モンキー系が14mmとか
一番理想はC100EX
通称、タイカブ
以前、国内でもラインナップされていた強力なカブ
しかし、C100EXは2次クラッチのため、C90とクラッチの位置が違う。
C90はクランクシャフト、C100EXはミッション側。
そのためC100EXはメインシャフトが長すぎる。
カラーを自作すれば移植可能らしい。
さらに欠点。タイカブは玉数があまりに少ない。
あったとしても人気沸騰で高い。
リトルカブや50カスタムの4速エンジンは、ちょっとしたギアの厚さの違いでポン付け不可能。
そこのところは克服する方法が先人の方々が実践済み。
詳しくはまた後で。
あとCD系エンジン。
CD50、CD90についてはシャフト径は問題なし。
が、情報がほとんどない。
CDの詳細は不明。
ちなみにミッション一式を純正部品として買うことも可能。
が、非常にお高い。
3万〜4万とか。
都合良く中古エンジンから取り出せれば、かなりお安くできるかも。
何はともあれ、4速のドナーエンジンを入手しないと話が始まらない。
中古エンジンを探し始めたのが今年（04年）の5月。
足掛け半年がかり
汗と涙とオイルまみれの超大作。
始まり始まり
追伸
東京堂で5月のカブ祭のときお会いした『へんなライト』さん、見てくれてますか？
あの時、4速化を教えてもらってから僕も挑戦です。
|