'06 11月20日 日曜日
FORZA整備日記
『男気制動系』フルード交換 おまけ
そうそう、前回まで
「エア抜きちっくにフルード交換」って手順を誤魔化したけど、
今回は丁寧に説明しちゃうよ
メモの準備は良いかな?
では、行ってみよー!!!
最初、↑みたいな感じに、
キャリパーのブリーダーボルトに8mmのレンチをかけて、
細いホース(内径4mmがイイ感じ)をつなぐ
そのホースの反対側はペットボトルに入れておく
次は、
リザーバータンク内のフルードを抜き取って、新しいフルードを入れる
そしたら、ここからのリズムカルな手順が重要
レバーを握る握る握る
単純に何回も、ニギニギニギ
そうすると、リザーバータンク内に空気の泡が出てくるでしょ
その泡が無くなるまでニギニギし続ける
この時、軽くブレーキホースに衝撃(デコピン程度)を与えると、
エアが大きくなって抜けやすくなるよ
その後、キャリパー側からフルード抜き
ブレーキレバーを数回握る
↓
レバーを握り続ける
握ったまま、キャリパーのブリーダーボルトに掛けたレンチを緩める(45°〜90°)
そうすると、握っている圧力でその分フルードが出てくる
その時、レバーはすーっと握れるんで、素直に握り続ける
そしたら、ブリーダーボルトのレンチを締める
締めたらブレーキレバーをやさしく放す
↓
また、ブレーキレバーをニギニギニギ
数回握ると、いつも通りのブレーキの感触復活
そしたら、また握り続ける
その間に、ブリーダーボルトのレンチを開ける→締める
ブレーキレバーを戻す
↓
また、ニギニギニギ・・・・
これを繰り返す
ブリーダーボルトから透明チューブに出てくるフルードを要チェック
そのフルードにミクロな泡があるはず
その泡がなくなるまで繰り返す
飽き飽きするほど繰り返す
あっ、リザーバータンクのフルードが減ってきたら継ぎ足さないとダメだよ
そこで、空気を吸っちゃうと、
マスターにエアをがっちり噛んじゃうんで、エア抜きが激・面倒な事態に
要注意ね
+ブレーキフルードは塗装面に対する攻撃性が強いんで、
すぐそばに水&パーツクリーナーの用意をしてね
(水やパーツクリーナーかければ無力化)
万が一、跳ねたり、こぼしたフルードを見逃すと、
簡単に塗装剥げるんで、これまた要注意
警告
ブレーキフルードなど制動系は命に関わる部分なんで、
ちょっとでも自信がなかったら、腕のある人やお店に素直に頼むことを強く勧告
あと、フルードの攻撃性も厄介者だしね。
まぁ、一回でも、この基本的なフルード交換手順を
じっくり観察できれば、自分でできるようになるさ
そんなには難しい作業ではないんで
抜けるフルードから泡が消えたら終わり
あとは規定量ラインまでフルードをリザーバータンクに入れて、蓋を閉めて終了
あっ、蓋に付いているゴムの中蓋もキレイキレイしておいてね
ウエスで拭くぐらいでも良いんで
水やパーツクリーナーで掃除しても良いけど、完全に乾かすように。
ブレーキフルードは水気などで、簡単に劣化しちゃうんで
キャリパーのブリーダーボルトちゃんと締めて(締めすぎもダメ)
チューブとレンチも外す
最後に、知らぬ間にフルードが飛散している可能性があるんで、
全体的にザッと洗車(水を流して)すれば完了
こんな感じの一連の作業
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