'10 06月28日
DR-Z カスタム帳簿
『シートの改善を試みる』
一般的にDR-Z400S/SMは「三角木馬」と呼ばれているんです。
極めて極悪非道なシート形状、猛烈に高いシート高によって、
長距離ツーリングだとお尻が激痛にさらされるんですよ。
ボクのDR-Zは買ったときから社外のシートが付いていたんです。
FACTORY EFFEXってメーカーのシート。
こいつは足付き改善が主目的なシートらしく、
あんこが薄くて、幅が細く絞り込まれているんですよ。
まさに形状的には“三角木馬”
表皮はグリップ良く、ちょっと乗った感じではいい感じなんだけど、
1時間もすれば、お尻がじんじん。
一日走ってくると、ひーひー悲惨な状態になるんです。
なんで、シートをなんとかすることにした。
一般的にノーマルシートでも「三角木馬」と言われるDR-Z
それを改善するには、レーサーシートに換えるのが通常のカスタム。
レーサーシートはシートが真横から見て、一直線な形状なんで、
シート高は凄く上がるけど、アンコが厚くなるんで、お尻には優しいんだってさ。
しかし、あまりにシート高を上げるのは避けたい。
なんで、ノーマルシートをベースにカスタムすることにした。
ボクが入手したのは、DR-Z400SM(モタード)のノーマルシート。
「SM」は17インチで車高が低い分、
「S」(オフ車)のシートよりは1-2cm高いんだってさ。
つまり、アンコがちょっとだけ厚い。
SMの中古シートを入手して、さらに表皮張替&アンコ形状変更をしたんです。
シートの両脇にアンコを盛って、断面を長方形にして、シート上面の面積を大きく。
さらに、アンコ上面に低反発ウレタンを入れてもらったのです。
(シート高は変わらないように、というのが条件で)
表皮は一番グリップが良いヤツ。
それで完成したのがこれ。
奥が新型。手前が元々の社外品。
だいぶ形状が違うでしょ。
装着するとこんな感じ。
予測どおり、お尻に優しく、乗り心地は良くなったよ。
丸一日のツーリングでも全然平気。
あと、シート形状がレーサーシートに近づいたんで、
座る位置の自由度が上がり、シートの前方に座れるようになった。
前輪加重が掛けやすくなり、走りやすくなったよん。
特にサーキット走行での違いが明確に。いい感じ。
ただ反面、予測どおりだけど、足着き性は悪化。
爪先つんつんになっちゃった。
とりあえず、お尻に優しくなったから、由としよう。
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