'09 08月31日
DR-Z メンテナンス
『FCRを観察する』つづき
で、セオリーに従って、キャブセッティングは下から、
とっても濃いスロー系から調整しよう。
普通、スロー系はパイロットスクリュー(PS)を開け閉めして調整するんだが、
FCRのPSはキャブの真下にありまして、
DR-Z400SにFCR41だと、まったく空間がなくて調整不可能。
普通の工具じゃ絶対無理。PS用の専用工具もあるけど、それでも難しいと思う。
なんで、PSとPAS(パイロットエアスクリュー)の戻し回転は、
標準(1回転戻し)に固定したまま、
スロージェット(SJ)を交換することでスロー系を調整することにした。
だって、PSを回すのとSJを交換する手間は同じ。
PSを回すだけでも、フロート外す必要があるんです・・・
とりあえず、スロー系を薄くするために、
現状(55)より小さな番手のSJを買ってくる。
52と50を買ってみた(左は元の55)
まずは52にする。
SJ交換するに毎度キャブを外すのを覚悟したけど・・・
むふふ、こんな良い方法発見!ボクって天才!
こんな感じにインシュレーターバンドを緩めて、
キャブ本体を傾ければ、車体からキャブを外さずSJとMJの交換ができるのです!
手前のレギュレーターのボルトと、
反対側のオイルキャッチタンクのボルトを外す必要もあり。
それから、ここまで傾けてもSJは奥まっていてドライバーが入らない。
なんで、こんな工具を調達。
上の工具はキタコのキャブドライバー、非常に使いづらい。役立たず。
下の工具がオススメの
スロージェットドライバー
、2520円
(久々のアフェリエイト。実際に僕が購入したお店です)
DR-ZのFCRのために買いましたよ。
この
スロージェットドライバー
、ちょっと高いけど激・使いやすい!!!
SJにジャストフィット!!!
限られた空間の中で、必要最小限なサイズが大活躍。
むしろ、こいつがなかったら、キャブを付けたままのジェット交換は不可能。
で、SJを55から52にした結果、
アイドル回転上昇!!!アクセル開け始めの反応も良くなった。
まだ全体に濃い気がする。
もっとセッティングは試行錯誤しながらやってるけど、
ひとまずこんなところで。
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