10月21日 金曜日

晴れ





ホーネットの手術〜【CB900Hornet】






























前回までのあらすじ







自力でホーネットの修理をしよう!と決意

目標はシリンダーヘッド単体までバラしきる。

ヘリサート自体はレッドバロンに依頼



















手順を簡単に説明すれば、







まず、ガソリン、オイル、冷却水を抜く







ホーネット900はインジェクションなんで、キャブのコックがないんですよ。

ガソリンは灯油用のポンプでキュコキュコ地道に抜くしかない







それから、タンク、ラジエター、エキゾーストパイプ、チェーン、バッテリーを外す

電装系のコードもすべて抜く

それに、エアクリ&インジェクションをガバッと撤去







そしたら、エンジン梱包

降ろす途中で落とした時を考えて、毛布&ダンボールで梱包

万が一、クランクケースを割っちゃったら、確実に経済的廃車















で、気合いでエンジン降ろし

大人3人がかりで、ジャッキも使って、ゆっくり降ろす



















えっ?







3人?



















僕と、お父さんと、あとひとりは・・・































いや、今回は僕ちんだけの手柄ってことにしてちょ



















誰になんと言われても、教えられません



















いつもながら、師匠を呼び出し、



エンジン降ろし&バラしに丸一日、

組み立てには泊り込みで丸二日、



そんな多大なご尽力をいただいた・・・なんていうことは、すべて気のせいです〜



















それで、エンジンを降ろしたら、

こんな感じに骨骨ちっくなホーネット









降ろしたエンジン単体









ヘッドカバー外して、

カムシャフトホルダーを片方ずつ外す









カムシャフト外して、

ようやく、ヘッドを外すと、









そのヘッドをレッドバロンに持って行って、ヘリサート依頼



















ここまでの工程、

朝10時ぐらいから始めて、

途中、ホームセンターへ買い物に行ったり、

遊びつつだったけど、その日中に完了







しかも、予想外にスムーズにできたんで、

組み立ての時も考慮して、

ガスケット剥がし&オイルストーンでの面取りまで完了







レッドバロンの閉店時間8時が目標だったけど、

そこまでやっても、6時ぐらいには持って行けたの



















うーん、素晴らしい

さすが、僕!



















・・・と師匠



















まぁ、バラすほうは天国

この2週間後に、想像を絶するハードな組み立てが待っていたのです・・・



















その話は次回へ





































あっ、ちなみにホーネットだから、

素人のDIYでも、ここまでの作業をできたんだと思うよ。

ホーネットで良かったぁ。







ホーネット900でなければ、まず不可能だったと思うよ







まず、もっとデカイ(重い)のだとしたら、

エンジン単体でも重すぎて、フィジカル的に困難







ホーネット900のエンジンはそれなりに軽いんです

古い400マルチなんかのエンジンより軽いってさ







さすが、SS直系のエンジン

ホーネット900のエンジンは2人で普通に持ち運びできたよ







とてもじゃないが、

1200ccだの、1300ccだの、

また、排気量は750ccぐらいでも、設計が古いエンジンだと、

そんなエンジンは重すぎて、素人のDIYでは困難







それなりの装備が完備されているショップでなければ・・・



















それから、センスタ大活躍!!!

センタースタンドなければ、かなりやりづらかったことは確実



















しかも、ピポットレス(スイングアームが直接エンジンに取付)

だったら完全に不可能







なぜなら、ピポットレスだと、

エンジンを降ろすためにはリア周り、スイングアームまで外す必要

ピポットレスは当然、センスタなんてあるわけない(取り付ける場所さえない)







スイングアームがない=リアタイヤがない

そんなバイクをどうやって支える?

しかも、リアタイヤもないようなバイクをどうやって保管する?







ハッキリ言って、無理です。







ショップ級の装備ならフレームを吊るして作業&そのまま保管

って方法でできるが、DIYでは絶対不可能



















とりあえず、ピポットレスでも、

エンジンそのものを中心に支えて、

エンジンから全て取り払う

リア周りも、フロント周りも、フレームも・・・







つまり、完全なバイクの解体と同じことになる。

そんな考えならできなくはないと思うが、常識的に個人でやれるレベルではない







バラすほうはなんとかなるかもしれないが・・・不可逆反応になる可能性大。



















ちなみにピポットレスのバイクは

CBR929RR、CBR954RR、VTR1000F、モンスター







僕の記憶ではこのぐらいかな

まだまだあると思うよ。一時期流行ったらしいね、ピポットレス



















また、ダブルグレードル(普通のネイキッドのフレーム)

だったら、また大変

エンジン下の一部のフレームは取り外せるらしいけど、

それでもエンジン脱着は大変







ホーネットのバックボーンはやり易いほうなんだってさ

エンジン下に邪魔する物なし

三カ所のエンジンマウントボルトを外すだけで、

斜めに傾けたら簡単に、ゴロッと降りたね



















そんな数々の理由より、

ホーネット900だからこそ、

自力でも、ここまでの大仕事ができたんだと思うよ。



















やるじゃん、ホーネット!!!
























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