04月13日 火曜日

曇り





『HONDAの新型車を評価する1』CB1100&VFR1200F























最近、立て続けに発売されたホンダの新型車について、

素人なりに思ったことを書き連ねてみる。インプレです。

まずは、CB1100









売れてるらしいですね。

いまからだと納車は6月だとか。

ただ、モーターショーのコンセプトモデルからは、だいぶ劣化。









コンセプトモデル

これだとアンダーフレームのない、バックボーンフレームだったけど、

市販車は普通のダブルグレードル。

アンダーフレームのないほうが絶対に良いと思う。

あと、コンセプトのほうが、バイク自体が前傾姿勢。

なぜそのまま出さなかったのか、微妙に劣化させる意味がわからん。







ただ、それでも市販車が売れているのは、わかる気がする。

とにかくエンジンの造形が素晴らしい。









ボクの短い単車人生の中で見たものでは、最も美しいエンジンだと思う。

そう、XJRより、ゼファーより、ハーレーより確実に。

幾多の旧車と比べても、十分太刀打ちできる。

とくに先代のCB750(よくある教習車)の空冷エンジンは無骨過ぎて、

美しさの点からはダメダメだったからね。



その先代CB750(RC42)のエンジン







CB1100、悔やまれるのはキャブでないこと。

このエンジンにFIは不釣り合い。

もう10年早く出していれば・・・と悔やまれる。

もう10年早ければ、ゼファー1100とガチンコのライバルというか、

むしろ圧勝だったと思う。

このエンジンにキャブで、100馬力は可能だったと思う(単なる希望的観測)。

ちなみにCB1100市販車は88馬力だそうです。









Myスポーツスターと並べて。エンジンの造形はCB1100の勝ち。







試乗もしてみた。

ステップ周りの位置が素敵すぎる。

一般的なネイキッドよりはやや後ろ寄りだけど、

かと言って膝の曲がりもキツくない。絶妙なポジション。

タンクとFIカバーで、ニーグリップのフィット感も素晴らしい。

ただ、ハンドルが高すぎる。スポーティーなステップ周りとは釣り合わない殿様乗り。

試乗したのはType1というハンドル位置が高いモデル。

6月発売のハンドルが低いType2のほうが合うと思う。







車体はかなり軽い。

車体重量は243kg。以前の乾燥重量だと220〜225kgぐらいかな。

(CB750(RC42)の車両重量235kg、乾燥217kg)

数値としては大して軽くないけど、乗った感じはかなり軽快。

サイドスタンドから起こすときも、交差点曲がるだけでも、重さを感じることはない。

タイヤが細く、18インチと大径(F110/80-18,R140/70-18)なんで、

余計軽快感が大きいんだろう。

スペック上じゃわからない軽さ。







ちなみにCB750(RC42)は、F120/70-17,R150/70-17。

CB1100のほうが細くて、径の大きいホイールなんですね。

ただ、デザインとして、タイヤの細さがネガティブに感じることは皆無。

デザイン上のバランスは最高。







街中の短い試乗コースだったこともあって、エンジンはあまり印象ない。

排ガス規制、加速騒音規制とがんじがらめの中で、

市販されただけでも褒めるべきなんだろう。たぶん。

雑誌だとベタ褒めだけどね。

一応、思ったことを書けば、「大排気量空冷エンジン」的な力強さはない。

スルスルと小気味よく走り出す感じ。

これについては、現行ハーレーについても同じことが言える。

ハーレーは金さえ掛ければ、膨大なアフターパーツでどうとでも対処できるけど、

CB1100の市場がどこまで大きくなるか、いまのところ不明。

こんなCB1100でした。



















次、VFR1200F



なんだかのっぺり、つるっとしていて、

実物のデザイン、質感は予想より悪い。

四輪ぽいと言うか、何と言うか、プラスティッキィ

ボクの好みではない。







試乗はできなかったけど、跨がるだけ跨がってみた。

セパハンだけど、前傾姿勢はそれほどでもない。

やはりツアラーですね、って感じ。

上のCB1100も、このVFR1200Fも、足付きはスゴく良い。







国内仕様だけあって、111馬力(輸出仕様172馬力)。

お値段、157万円。

このクラスの購入層なら、もうちょい奮発してBMWに行っちゃいそう。

ただ、正直言えば、ライバルは

そのうち出回るであろう、これの逆輸入車、もしくはFJR1300な気がする。

BMWとじゃ、ライバル視してくれない気がする。







まっ、とりあえず一旦乗ってみたいね。

それからじゃないと、エンジンや車体の正当な評価はできん。

もしかしたら、乗ってみたら一瞬で恋に落ちるかもしれない。

ただ、うちの近所じゃ、試乗車ないんだよねぇ・・・

京都まで行けば試乗車あるらしいが、ちと遠い。

一見さんお断りな文化も近寄り難い。むー







ひとまずこんなところで。
























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