07月27日 月曜日
曇り
『寝屋川往還(DR-Z車検)』つづき
困ったことに排ガス検査で落ちる。
車検の有効期間はあと1週間。
その時点で付いていたのはFCR41φ
(ノーマルキャブはミクニのBSR36ってヤツ)
マフラーは純正ノーマル
DR-Z400でも、公道走行不可のレーサーには、
純正でFCRが採用されているのもあるけど、
それでも口径は39φ
つまり41φのFCRはかなり大口径ということになる。
いまからこいつをノーマルマフラー用にセッティングする余裕はない。
タイムリミットが近づいている緊急時においては、
ノーマルキャブに戻すことが最善の対応策。
ということで、ノーマル戻しの作業。
それが、さすが噂どおりの計算尽くされた作業性。
シングルでここまで凄まじいとは・・・
まず、シート外して、カウル類を取っ払い、タンクも外す。
アクセルワイヤーの取付部が引っ掛かるんで、エンジンマウントも半分取る。
シングルのキャブの交換で、
タンク&エンジンマウントを外す必要があるだけでも、
人並みはずれた“個性”であるんだが、
ここまでは序の口。
これだけじゃ、どうにもこうにもならん。
仕方ないんで、シートレールをフリーにする。
マフラーの取付部のボルトを外す。
シートレールの下側の取付ボルトを外す。
上側の取付ボルトを緩める(外さない)
これでシートレール全体が、
上側取付部を支点に回転するように持ち上がるようになる。
シートレールを持ち上げると、エアクリーナーボックスも上がるんで、
ようやくキャブ本体を外せる。
スズキは整備性が最悪と聞いていたが、評判以上の極悪な作業性。
キャブを交換するために、
タンク、エンジンマウント、さらにシートレールまで外す必要のある
シングルのオフロード車ってどうよ。
ちょい頭を使えば、まともな設計できると思うがな。
あえて狙っているとしか思えん。
ノーマルキャブとFCRの比較。
ややFCRのほうが筐体は小さい。
タンクを外したついでにプラグも交換しておく。
新旧比較。
とりあえず今回はノーマルプラグ。CR8E(NGK)
締めはちゃんとトルクレンチ。11Nm
プラグもキャブも、
タンクすら外さなくて交換できたCRMの整備性の良さを再確認。
で、車検に再挑戦。
感動の瞬間。
あっさり合格。
ほっと一安心。
万が一の時は取り付けようと考えて2次エア還元装置も持っていたけど、
出番なく合格。よかったよかった。
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